ほとんどない記憶のバレンタイン

今週のお題「バレンタインの思い出」


バレンタインの思い出といってもほとんどない。

それでも一番最初にバレンタインを意識したのは小学5年生の時だったのは覚えている。
ちゃんと理解していた訳ではなく「こういうイベントがあるらしい」と、聞き齧ってきた同級生に「わたしはA君にあげるから、あなたはだれにあげるの ? MちゃんはY君にあげるって言ってたよ」と言われ、別に特段好きな男の子もいなかったのだけど「誰かにあげるべきだ」的クラスのムードの中、友だちたちがあげると言っている男の子たちを消去していきその残った中で一番ましな男の子にあげた。
その子は祖母同士が友だちだった小さな頃から一緒に花火などしたりしていたいわば幼馴染の男の子だった。
小学生の頃は大体そうであるように、その彼はわたしより身長も低く、姉みたいに守ってあげなきゃならないようなそんなかわいらしい男の子だった。


そんな訳で積極的な「好き」な気持ちなどまったくなく、あげてしまったのだけど周りはそうとらなかった。
その後、クラス中がわたしがその男の子を好きだと思いこまれ、祖母同士も喜び、第一その男の子も小さな声で「ありがとう」なんて言ってくれたくらいで。

本当に悪いことをした。



今朝、ラジオを聴いていたら昨日のバレンタインのリスナーからの報告メールがいくつか読まれていた。
その中で
「仕事のことを聞くだけなのに、あのぉ・・・・と男性社員に近寄ると明らかにいつもとは違うリアクションで義理チョコもなにも準備していなかった私は困った」
というメールが読まれていて苦笑してしまった。

そして社会人は女性も男性も大変だなぁと思った。